概要

鎌倉時代に日本へ伝わった禅宗の一つ、曹洞宗のお寺。秋田山内松原の山中にあった嶺梅院の始まりである庵を、安永8年(1779年)に土崎湊へ移築して開山したといわれています。敷地内にはお寺とは別に、七福神で有名な弁財天を祀る弁天堂があります。


見どころ

敷地内には、中国発祥の魔除けの石標「石敢当」があります。県内で数十基しか見つかっていない敢当の一つです。また弁天堂の前には、北前船で運ばれてきた出雲石と呼ばれる砂岩でできた灯籠があります。


嶺梅院の弁天様に残る言い伝え

嶺梅院の弁天様は、その美しさから日本三大弁天の一つとも言われています。その弁天様がつくられた由緒として、とある言い伝えがあります。
天明元年(1781)頃、仙北郡のあるお寺に大竜という住職がいました。彼は弁天様を深く信仰していました。ある時、大竜は京都に向かう途中、盗難にあってしまい食べることも寝ることもできずに困り果てていました。そんな時、たまたま京都の道正庵というところの知りあいが通ったため、その知りあいからお金を借りることでなんとかその場をしのぐことができたのです。

後日、その知りあいが大竜のもとを訪れた際、大竜は以前京都の道中で世話になったことを深く感謝し、お金を返そうとしました。しかしその知りあいは全く覚えがない、というのです。不思議に思った大竜はその日のことを説明しましたが、結局知りあいはお金を受け取らずに帰ってしまいました。

その後、大竜は弁天様のお参りに行き、大変驚きました。なんと弁天様の手に、道正庵の知りあいからお金を借りたときに書いた証文があったのです。実は大竜が困っていたあの時、弁天様が知りあいの姿を借りて助けてくれたのでした。全ては弁天様のご加護だったのだと悟った大竜は、その感謝の印として大仏師「定慶」に依頼し、嶺梅院にある弁天像を彫刻されたといわれています。





住所

〒 011-0946

秋田市土崎港中央2丁目8−22

018-845-0268


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