概要

福と知恵を無限に持つとされる虚空蔵菩薩を祀るお寺。旧土崎湊町の最南端に位置し、このあたりは眺望が良く土崎湊の名所だったそう。久保田藩時代にはこの丘に燈火を揚げて、港を行き交う船の目印にしていたとされます。


歴史

虚空蔵尊堂あたりの丘地は、もともと榎のご神木と小さな祠があったといわれています。万治3年(1660)、北前船の商人が土崎に集まり穀保町が開かれた際、この地に社殿を建立し虚空蔵尊堂と呼ばれるようになりました。


本尊にまつわる言い伝え

虚空地蔵尊堂に祀られている本尊「福威智満大菩薩」には、その徳の高さが窺える、とある言い伝えが残されています。かつて一人の盗人が虚空蔵尊堂の本尊を盗んだことがありました。盗人は男鹿の船越まで渡り舟を使って逃げようとし、本尊を背負ったまま舟の渡場に到着しました。しかしその後、どうしたことか背中の仏様がだんだんと重くなり、ついには後を追ってきた穀保町の若者たちに追いつかれ捕まったといわれています。


見どころ

敷地内には、船乗りたちが目印にする灯台の役割を果たした石灯籠や百度石、江戸時代の水準点などがあります。また、敷地の入り口にある手水鉢は、北前船の船乗りたちが寄贈したもので、大きな自然石を使用しています。





住所

〒 011-0943

秋田市土崎港南1丁目9−43


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